翌朝… 
                   
                  「おはよう!かおりちゃんミューミューどう?」 
                   
                  「おはよう、オモテ君。」 
                   
                  「タミオのことどうした?」 
                   
                  タタミは食入るように聞いてきた。 
                   
                  「朝から真っ先に倉庫に行ったら、ミューミューいなくなった小屋を見つけて立ちつくしてたの。」 
                   
                  カオリは一息置いて話した。 
                   
                  「それが〜!そこに話をあわせたように真っ白い毛のフワフワした綺麗な猫が通りかかって…」 
                   
                  オモテもウランも一気に理解した。 
                   
                  「わかるでしょ、とたんににミューミューその猫に夢中よ。」 
                   
                  思い出して笑いながらカオリは言った。 
                   
                  「『この綺麗な猫ちゃんの方が“アンジェ”って名前にふさわしいわ〜』だって。よかったわよ本当に。その猫ちゃんには気の毒だけど…」 
                   
                  ウランがホッとしたように言った。 
                   
                  「よかったじゃない。解決だね!」 
                   
                  オモテは問題解決とばかりホンマ達と話始めた。 
                  ウランもよかったとばかりにピースにこのことを報告しに行った。 
                   
                  すると、ミューミューがうれしそうにやって来た。 
                   
                  「かおりちゃん、アンジェは家に住むことになったのよ。」 
                   
                  ミューミューは、多分無理矢理連れて帰るに違いないと思った。あの白い猫は大人しくしてるのかが不思議だったが、カオリはにっこり笑って応えた。 
                   
                  
                  
                    
                      
                          | 
                        「ミューミュー良かったわね。」 
                         
                        放課後、ミューミューの後ろをトコトコ着いて行く白い猫を見かけた。 
                   
                  「あら、本当に着いて帰ってる…」 
                   
                  カオリが見ていると、チラッと白い猫がこっちを見たような気がした。 
                   
                  「あの猫…私のこと見た??」 | 
                       
                    
                   
                   
                  何かを感じたが気にも止めなかった。むしろアンジェという白い猫がミューミューになついて?くれて一安心といった感じだ。 
                   
                   
                   
                  その夜、カオリは問題解決でゆっくりと眠れると、ベッドに潜りこんだ。 
                   
                  「…あなた、ねえ!…あなたよ!」 
                  カオリは、誰かが呼んでいるのに気づいた。 
                   
                   
                  
                  
                    
                      
                        「ねえ!} 
                         
                        「…あなたよ、あなた!」 
                         
                  カオリは、誰かが呼んでいるのに気づいた。 
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                        「私達はこれからタタミ王国に住むのよ。ミューミューの家で楽しませてもらうのよ」。 
                         
                        聞き覚えのない声だ。 
                         
                        「私は…カオリよ。」 
                         
                        「私達って他に誰がいるの?あなた何処から来たの?何でミューミューの所に…あなたは…アンジェね。」 
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                  「秘密よ!」 
                   
                  「そこにいるのは…ウサギ、フカフカした大きなウサギ?アンジェのお友達なの?」 
                   
                  「全て秘密よ!!」 
                   
                  「アンジェ教えてよ。アンジェ…」 
                   
                  
                  
                    
                      
                         
                          
                         
                        私の名前はアンジェじゃないわ! 
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                  猫の顔が目の前にいきなり現れすぐ消えていった。 
                   
                  驚いて目が覚めた。 
                   
                   
                  「今のは、夢…アンジェじゃない、私達…他に誰かいるのかしら?!」 
                   
                   
                  「ウサギ…?!」 
                   
                   
                   
                  「夢よね…。」 
                   
                  カオリはに現実なのか夢なのか不思議だった。 
                   
                  朝まで、まだ時間がありそうなので寝ようと思ったが気になって眠れるはずはなかった。 
                   
                   
                   
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